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環境教育、国際理解教育、開発教育。
 先日、大阪で実施された国際理解教育セミナーへ参加した。そこで様々なワークショップ(そこでは「アクティビティ」と呼んでいた)を体験してきた。

 そのうちの一つが「フードマイレージ買物ゲーム」である。
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 フードマイレージとは、食べ物の生産地から消費される食卓までの「距離×重さ」を表すらしい。たとえば、海外から食料を輸入すればマイレージは大きく、地元でとれた食料はマイレージが小さい、つまり環境負荷が小さい、ということである。「地産地消」を推奨すれば、環境に優しいよ、ということか。
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 ワークショップの流れは、以下の通り。
1.まず、4つのグループに分かれる。(グループ数は参加人数で調整すればいいと思う。)今回は、1970年夏、1970年秋、現代夏、現代秋の4グループ。
2.各グループの年代、季節ごとに、夕食の献立を考えてもらう。現代であれば、季節の旬の食材以外でも手に入ったり、外国の食材も自由に手に入るが、1970年代は、旬の食材のみで、しかも外国の食材はほとんど手に入らない。予算は、現代が1400円、1970年が550円。そして、どこに(近所の八百屋さん、もしくは郊外のショッピングセンター)、何で(徒歩・自転車か、バス・電車か、自家用車か)行くかを決める。
3.食材を選んだら、夕食の絵を描く。
4.描いたら各グループが発表。
5.マイレージを計算する。食材の写真の裏に、フードマイレージがかかれている。

 その後で、もし市長になったら、フードマイレージを減らすためにどのような政策をとるかを考えるため、ダイヤモンドランキングを考えた。

 非常に楽しく、食材の安全以外にも環境問題からみる視点もあるんだな、と気づかされた。ただ、この学びが単発で終わらないようにするために、このワークショップをどのタイミングで子どもたちに投げかけるのか、が難しいな、と思った。







 最近、国際理解教育について学ぶためのカリキュラム(トピックに近いかな)を考えているのだが、環境問題とも関連が深かったり、開発教育とほぼ重なったりもしているので、これらをうまく関連させたカリキュラムができないかな、とか考えていたら、全然進まないのでした・・・・
 で、国際理解教育セミナーの展示コーナーで、「私たちの暮らしと世界のつながり」というDVDを発見。日本国際飢餓対策機構さんのブースにあったので、いろいろ話を伺いました。松下電器が協力してくれているので、1000円という安価で販売できている、とのこと。ほう。ほかにも、絵本「ゴンダールのやさしい光」を購入。パンフレットも大量ゲット。

 国際理解教育や開発教育、国際協力に関係した団体は非常にたくさんあるようで、ほんとにたくさんのパンフレットや資料をいただきました。これらの団体のことをもっと知って、頭の中で整理できれば、もっともっと、子どもたちにいいアドバイスをできるだろうな、と思った。



☆関連リンク
●国際理解教育
・国際理解教育センターのHP;http://www.k3.dion.ne.jp/~eric-net/
・国際理解教育センターERICのブログ;http://ericnews.exblog.jp/

・日本国際飢餓対策機構;http://www.jifh.org/frame02/leaflet/jifh/index.htm
・関西NGO協議会;http://park15.wakwak.com/~knc/
・セーブザチルドレンジャパン;http://www.savechildren.or.jp/index.html

●開発教育
・開発教育協会DEARのHP;http://www.dear.or.jp/

●環境問題
プロジェクトラーニングツリー(PLT)とは
PLTbyERIC
・プロジェクトWET;http://www.project-wet.jp/index.html
・プロジェクトワイルド;http://www.projectwild.jp/projectwild.php
by viewtleaf | 2007-08-18 03:44
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毎日起こった出来事を記入し、「振り返り」に活用したいと思います。写真は我が子の作品。
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