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ターニングポイント~総合演習発表会~
 今日は総合演習の発表日。やるだけのことはやった。発表までの時間、自分の講義やゼミのことだけを考えることができた。

 いよいよ発表の時間。学部生の表情を見ると、皆おだやかな、いい顔をしていた。思い残すことはない、やり遂げた、といったような、達成感。見ていて、そう感じた。

 一組目、二組目と発表が終わり、いよいよ三組目。自分が発表するわけでもないのに、妙に緊張する。一緒にかかわった他のM1の方々も同じ気持ちのようだ。

 いよいよ発表が始まった。「こんにちはー!」
 うまい、と思った。うまく注意を発表に向けた。まずは昨日苦労したメイキングチームの発表。前半のプレゼン部分では、チームが結成されてから発表当日までの軌跡が、流れるように表現されていた。冗長さを徹底的に省いた、見る人にわかりやすいプレゼンであったと思う。

 そのあと、学部生が体験した研修PRビデオの映像が映し出される。本当にドキドキである。

 まずはDチーム。思ったよりも音が割れている。もう少しボリュームを下げるべきだったか。そしてKチーム。両チームとも、先週の作品に比べて格段に良くなった。

 最後に、メイキングチームの4人が、全員の『思い』を胸に、全員の気持ちを代弁する素晴らしい発表を行った。一人ひとりが、自分の言葉で。言葉に詰まる。『思い』があふれる。『思い』が伝わってくる。

 
 発表終了後、一旦全員が集まり、「振り返りカード」に『思い』を記入する。たくさんの学びがあったのだろう。みな一様に時間をかけて、じっくりと記入していた。

 
 



 PM7時頃から、打ち上げが行われた。

 私は、まだ悩んでいた。『よくがんばったね』とか、『お疲れ様』といった声かけが自然にできない。また悪い癖が出る。学部生の中に飛び込めない。バリアをはってしまっているような感覚。のどまで出かかっているが、やはり出ない。なぜだろう。がんばったと本心から思えていないのだろうか。

 しかし、打ち上げの中、ある学部生がこちらに来て、自分の本心をさらけ出して、一生懸命語ってくれた。今まで真剣に取り組むことができなかったという思いと、反省。
 なぜか、今まで悩んでいたことが一気にはれた。全員が一つになれたような気がした。悩みが解決したわけではない。悩みよりも大きな「熱い『思い』」を感じることで、自分のちっぽけな悩みなど吹き飛んでしまった、といった感じである。

 「あぁ、これが『総合』か」

 今、ようやく気づくことが出来たような気がする。一人でも欠けたら、この日の発表はなかった。そう思える。総合演習にかかわることができて、本当に良かった、と心から思う。今日のこの『思い』は、一生忘れることはないだろう。

 この経験は、決して一人ではできなかった。昨年までの取り組みを振り返れば、あまり積極的に関われていなかったな、と思う部分がある。この感動を味わうことが出来たのは、Eさん、Sさんの力によるところが大きい。校内研修計画の細かい部分の立案、ホテルやバスの準備等、私が最も苦手とする部分ではほぼ全く何もしていない。実際に「役に立てたかな」と思えるようになったのは、1月に入ってからである。これからは、もっと全体を見据えて取り組んでいけるようになりたいと思う。Eさん、Mさん、お疲れ様でした。そして、ありがとうございました。これからもよろしく。
by viewtleaf | 2005-02-04 23:59 | 総合関係
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毎日起こった出来事を記入し、「振り返り」に活用したいと思います。写真は我が子の作品。
by viewtleaf
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